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2022年05月03日
一羊会職員インタビュー 槻木 彩子さん
一羊会で働く職員を紹介していく企画の第11回目です。
今回は上甲子園すずかけ作業所に所属する槻木彩子さん。
槻木さんが働く【おかし工房すずかけ】での仕事についてじっくりと語ってくれています。
当法人のフェイスブックページでは私生活についての質問にも答えてくれていますのでそちらも併せてご覧ください。
槻木さんが作っている「すずかけクッキー」のオンラインショップ【おかし工房SUZUKAKESTORE】も絶賛オープン中です♪
―仕事内容について教えてください。
入職8年目で現在は上甲子園すずかけ作業所の菓子班に所属しています。菓子班に配属されて3年目です。
仕事内容はクッキーやパウンドケーキの製造を利用者さんと一緒に行っています。
―お菓子作りに元々興味はありましたか?
お菓子作りは家でほとんどしたことがありませんでした(笑)
なので菓子班配属になった時は少し不安でしたが、利用者さんに教えてもらいながら作業を覚えていきました。
―この仕事に就いた経緯ときっかけについて教えてください。
高校3年の時に社会福祉士と精神保健福祉士という資格があることを知って興味を持ち、福祉系の学科に進学したのがそもそものきっかけです。
大学で福祉を学び、実習に行かせて頂く中でさらに興味を持つようになりました。卒業論文作成のため、一羊会のカノン今津という事業所でボランティアをさせてもらうことになり、そこではじめて一羊会と出会い、気づけば入職していました。
―仕事の魅力ややりがいを教えてください。
この仕事をしていると利用者さんとの関わりの中で、新たな気づきをもらい自分自身の価値観が揺さぶられることがあるのですが、それが魅力のひとつかなと思います。
また、上甲子園すずかけ作業所は「働く」ということに重点を置いていることもあるので、利用者さんと職員みんなで協力し合って製造した商品が販売でたくさん売れたり、お客様から「おいしい」「いつも食べてます」という言葉をいただいたりした時は素直に嬉しく、やりがいを感じます。今はなかなか一緒に販売に行ける機会が作れないですが、販売は実際に自身が作ったものが売れ、それがお金になり、喜ばれるという経験をしてもらえる貴重な場なので、この状況が落ち着いたら利用者さんと一緒にたくさん販売に行きたいです。
―仕事している中で困ったこと苦労したことを教えてください。
この仕事は正解も間違いもない仕事だなと思っていて、初めはマニュアルがない答えがないということがしんどく感じることもありました。しかし経験をしていくうちにこれで良かったのかな?と自問自答することは利用者さんの人生に深く関わらせてもらっているのだから当然のことで、悩むことも当たり前なのかなと感じるようになりました。自分の気持ちを上手く表現することが難しい利用者さんの立場に立って考え、自分だったらどう思うのか気持ちを想像しながら、今一番ベストな方法をチームみんなで考える。上手くいかなければまた考えるの繰り返し…そうすることで利用者さんに良い変化が見られたり上手くいくことも出てきて、それが自分の自信やモチベーションになっていったので、マニュアルがない答えがないことに対して、しんどいという気持ちは昔ほど感じなくなりました。答えのない仕事だからこそ楽しいし、そこにやりがいを感じられるようになってきたのかなと思います。
―どんな職場環境ですか?
上甲子園すずかけ作業所は現在16名の利用者さんがおられます。他の作業所に比べると人数が少ないコンパクトな作業所のため、職員も7名と少ないですが、その分アットホームな雰囲気なのかなと思います。
―仕事を通じて自分が成長したな、変わったなと思うところは?
自分の意見などを、周りに伝えるということに苦手意識があったのですが、入職した時に比べると、自分の意見を会議などの場面で言えるようになったのかな?とは思いますが、話しやすい環境を周りの方々が作ってくれているからなのかなとも思います。