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2020年11月04日
コロナ禍での法人全体研修
10月31日に一羊会の法人全体研修が行われました。
この法人全体研修、例年であれば、年度の始めに法人の職員が一堂に会して行われるのですが、コロナの影響で4月は開催が見送られていました。
長い一羊会の歴史の中でも始めてのこととなるオンラインでの開催です。
当法人の理事長からのお話も、Webを通して職員に届けられました。
研修のテーマは【『知る』から『知ろう』へ (受動的に教わるから能動的な姿勢へ)】。
午前中の講義では、ご自身が学習障害で、「当事者」として全国各地で公演を行っている南雲明彦氏を新潟県からZOOMで講師にお招きしました。
南雲氏が支援を受けてきて感じてきたことや、人と人とのコミュニケーショの本来的なあり方について語られた言葉の数々は、オンラインの画面上からではありますが、とても身近に感じられ、職員それぞれの胸に深く響くものでした。
午後からは、それぞれの事業所で、職員同士が顔を合わせてグループ討議を行いました。
午前中の講義を受けて感じたことや、仕事に対する思い、それぞれが利用者支援の中で成功したことや失敗したこと、疑問に感じていることなどを語り合いました。
(写真は、すずかけ作業所の食堂で行われていたグループ討議の様子です。)
このような研修は、職員それぞれが日々の支援を振り返り、ともに働く同僚たちの普段は語られない思いに耳を傾け、改めて自分の仕事を見つめ直すことが出来る大切な機会です。
毎年の恒例行事でもある法人全体研修を開催出来たことで、コロナ禍にあっても一羊会全体で前に進めたような気がします。