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2022年04月21日
揺れるこころを見える化する「トーキングマット」
3月に当法人の研修会で講師としてご登壇頂いた名川勝先生が代表理事をされている(一社)日本意思決定支援ネットワーク(SDM-Japan)さんが、『トーキングマット』と呼ばれるコミュニケーションツールの日本語版開発と日本での普及に向けて、現在クラウドファンディングを募っておられますのでご紹介させてください。
「トーキングマット」は1998年にスコットランドのスターリング大学研究者が開発した、本人が大切にしている思いや希望を知り、お互いに分かち合うための支援ツールです。カードによるコミュニケーションツールの一種とされますが、PICTやPECSなどの機能的コミュニケーションを支援するAACというよりも、その人の希望や選好(すききらい)を表現し共有することに強みを発揮するツールとなっています。高齢者、障害者だけでなく、子ども福祉など多くの領域で利用されつつあります。
海外では言語聴覚士や福祉関係者が関心を持って実践の経験と知見を積み重ねているところであり、日本でも少しずつ実践利用がなされています。
トーキングマットのクラウドファンディングのページにツールの紹介動画も掲載されていますので、ご興味ある方は是非ご覧ください。