上甲子園すずかけ作業所のワンルームマンション共有部分の清掃作業に同行してきました。
現在、新任職員が先輩職員から仕事を教わる『OJT』を受けている真っ最中ということで、今年度入職した新任職員さんの奮闘ぶりを中心に紹介したいと思います。

一日に6件ほどのワンルームマンションを回るこの作業では、西宮市内から神戸まで幅広く点在する各マンションの場所と行き方を覚えるのがまず大事です。マンションにはそれぞれ特徴があり、作りが違えば様々な勝手が違います。例えば共有部分の水道の場所ひとつでもそれぞれ違ってくるので、各マンションの細かい情報や清掃においてのチェックポイントをマニュアルで確認しながら、作業を進めていました。

この清掃作業では、まず利用者の皆さんに仕事を割り振っていくことから始まります。掃き掃除とモップは誰々といった感じで、皆さんの得意な事を活かせる布陣を考え、それを本人に伝えます。作業中は各利用者さんの働きぶりを確認しながら、スムーズに清掃が行えているか見守り、清掃が終わったところで各フロアの最終チェックを職員が行います。そこで汚れがあれば、職員が重点的に行ったりもします。

要所で先輩職員からアドバイスを受けながら、ほとんどの場面で新任職員さんが現場を回していました。毎日しっかりと準備し、振り返りを繰り返しながら仕事に取り組んでいるんだなと感じました。利用者の皆さんもそれぞれマイペースで落ち着いていて、まさに「一緒に働いている」という感じ。移動中の車内は色々な話題が飛び交い、和やかで楽しい雰囲気でした。